30回目の富士山登頂
2011/7/9〜10


   

1994年に富士山の吉田口5合目にドライブに行って、見上げた頂上が意外に近く見えたので、
試しに途中まで登ってみようと思って、登り始めたらいつの間にか頂上まで行ってしまったという第1回目の登山。
若気の至りですなあ。
そんな1回目から毎年登り続け、ついに今回で30回目になった。

今回もここ数年一緒に登っている友人けん爺くんと須走口からの登山である。
最近は山ガールなんてのが流行りだして、登山人口が増えているのか
駐車場は大混雑だし、ご来光前の登山道は大渋滞。
年々そのすごさが増している感じがする。
今日も須走5合目の駐車場1km以上手前から、路肩駐車の車がずらっと。
今回もダメかなと思って、駐車場まで行ってみると、運良く空きがあったようだ。
ラッキー!
駐車場に停められるかどうかは、早く行けばいいってもんでもなく、運だけだね。

5合目からは、頂上が雲の切れ間からたまに見えるような感じ。
雪はほとんど見かけない。
5合目の売店、菊屋のおばあちゃんは相変わらず元気そうだ。
ここで早めのお昼を食べたりして、酸素の薄さにしばらく体を慣らしてから、登山開始がいつものパターン。
今まで高山病になったことはないが、念には念を入れて。

     

途中ガスっていたのでどうかなあと思っていたら、雨が降り出した。
山の天気は変わりやすい。
気温はそんなに高くはないはずだけど、雨具を着ての登山で汗だくだ。
須走口は何回も来ているが、なかなかコースを覚えていない。
ああ、こんな感じだったっけと、毎回新鮮さを味わえる。それも何度も登ってしまう要因かも。

最近の定宿にしている山小屋、8合目の胸突江戸屋に4時間ほどで到着。
去年より若干遅い。そろそろご老体?いやいや途中で雨が降ったりしたからね。
山小屋の夕食は17時から順番に。今回は定番のカレーライスにハンバーグがついた。

     

そしてあとは寝るだけだけど、山小屋ではそうそう寝られた記憶がない。
今年から寝袋になって、暖かかさはあったけど、一人の幅が50cmじゃ窮屈さは否めない。
横になって目を閉じて、体を休め、深夜1時になるのを待つ。
ここから頂上までは、標準では50分で着けるはずが、頂上でご来光を見ようというあたりの時間では、平気で2時間以上かかる。
今回は2時には山小屋を出発したが、団体客などで大渋滞。
歩いているより止まっている時間の方が長いよ。
日の出の4時35分には、頂上に着くのがギリギリという感じだったので、
頂上手前100mで脇にそれ、ご来光を待つことにした。
ご来光前の日が山や雲を照らす光は何とも言えずいいものだ。
今日は天気がよく、無風だし、ここ数年で一番といえるご来光であった。
江ノ島や、おそらく千葉県であろうところまで確認できた。

   

大渋滞のおかげでゆっくりとした登山だったので、疲労はほとんどなく、久しぶりにお鉢めぐりをした。
頂上の火口の周りを反時計回りに1時間以上かけてゆっくりと廻った。
影富士がくっきりと見えた。
日本最高地点、剣が峰の碑の前には、記念撮影待ちの列ができていた。
ここまで混んでいるのも珍しいね。
まあこれからますます混んでいくのだろうけど。

富士山での携帯電話の電波事情だけど、場所によりけりではあるが、年々良くなってきている。
頂上でも圏外のところは少なく、大体通じる。
だからリアルタイムのツイートもできるってわけ。

     

のんびりと頂上で過ごし、下山開始。
ふと足元を見ると、シューズのソールが両足ともに崩壊している。
はがれてるというか、裂けて壊れている。
無事下山できるか不安だったが、なんとか問題なく下りきることはできた。
履きやすくて気に入っていたシューズだったのにな。
でも10年くらいは履いているはず。今までありがとう。
次はおニューのシューズでまた来るよ。
次はいつかな。

     

今回の登山記録
須走口5合目出発  10:25
新六合目       11:25
六合目        12:03
大陽館        13:03
見晴館         13:47
江戸屋         14:20
胸突江戸屋      14:46/2:05
頂上(久須志神社)  4:50  登山時間 7時間06分

下山開始       7:03
胸突江戸屋     7:27
須走口5合目    9:28  下山時間 2時間25分


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