2日目 11月1日(土) 〜全州 韓屋村〜
全州(チョンジュ)といえば、ピビンパ!
韓国の食堂では、どのメニューを頼んでも、必ず何種類かのキムチとかの小皿もついてくる。
最初のうちは残しちゃいけないと思って、必死に全部平らげていたが、
周りを見るとみんな平気で残してる。
あとで知ったのだが、
韓国では残すことが礼儀のようだ。全部食べたということは、出した量が少ないというこ
とになってしまうので
多少残すのが、こんなにたくさん出してくれてありがとう、でももう食べられませんって
ことになる。
しかし、あまりにも残しすぎるのは、まずかったのかと受け取られるので適量残すのがい
いようだ。
じゃなきゃ、毎回あんなに食べきれないって。
名物で腹ごしらえをし、出発。タクシーに乗り、伝統的な建造物の多い
韓屋村(ハノンマウル)へ。
今回は過去の教訓から、なるべくタクシーを使うことにしようと。
日本だとしても初めて行った街で、路線バスに乗って目的地に行くのは難しいことが多い。
何系統のバスで、いつ来るのか分からなかったり。で結局、近いから歩いちゃおうと、歩いて見たら1時間もかかったとか。
とか言いつつ、今回も重い荷物を背負って、結構歩いたな。
タクシーは10分ほどで韓屋村へ。雰囲気は金沢、高山といった感じ。
慶基殿(キョンギジョン)を中心に町全体が、タイムスリップしたようである。ここでも紅葉はきれいじゃん。
紅葉と建物とのコントラストが美しい。
観光案内所で地図をもらう。韓国は観光に力を入れていて、
主要な観光地には大体、案内所がある。ここには日本語のできるガイドがいた。
サグヮー、オーベグォン(りんご 500ウォン)の声が耳に残る
梧木台(オモクデ)は小高い丘。ここから韓屋村が見渡せる。このタイプの建物は、見晴らしのいいところによく建っている。
こま遊びの子供。今の日本の子供はできるのであろうか。
一通り見終わって、バスターミナルへ戻る。来るときはタクシーに乗ってきた距離を歩いて。
街を知るには、歩くのがいちばん。疲れるけどね。
特に最近は、1都市滞在ではなく、複数の都市を移動する旅行だから、常に重いリュックを背負ったままのバックパッカー。
着替えは下着だけにするとか、できるだけ荷物を減らしてるけど、それでも重くなってしまう。
さあ行くぞと言ったものの、白羊寺への行き方は、地球の歩き方には載っていなかった。
ネットでの検索でも日本のペ
ージでは見つからなくて、
韓国のページで見つかったが、詳しくは書かれていなかった。
まあ、分からないときは聞けば何とかなるのもので、
バスの切符売り場のお姉さんに行き方を聞くと、メモ用紙にバス3本を乗り継ぐ
行き方を書いてくれて、苦労もなく内蔵山(ネジャンサン)に着けた。
韓国ではハングルが読めなければ、どこにも行けない。逆に言えば、読めればどこにだって行ける。
着いたはいいが、すごい混雑。今日は土曜日、それにこの紅葉。車と人だらけ。
甘く見ていた。すごい有名なところなんだね。日本じゃ知られてないけど。
やばい。泊まれるところがあるかな。探さなきゃ。歩いて行くと国立公園なのか入場口があった。
車道にあるから、車だけ入場料を払うのかな。知らぬふりして、通り過ぎようとしたら呼びとめられた。
ばれたか。仕方なく入場料を払い(当たり前か)、交通整理のおじさんにこの先、宿があるか聞いて見る。
民泊(ミンバク、民宿のこと)ならあると、空きがあるか電話して聞いてくれた。しかも歩くと15分かかるからと
バイクで送ってもくれた。
さらに、知り合いがやっている民泊らしく、日本人だからと通常W30000をW20000にまけてもくれた。
あー、ごめんよ。黙って入場しようとして。
民泊、そこは部屋だけだった。シャワー、トイレは共同。まあ泊まるところが見つかっただけよかったと思わなきゃ。
夕食は母屋で、定食。何の魚か分からないけど、おいしかった。