3日目 11月2日(日) 〜紅葉の白羊寺〜
まだ暗い中、6時半に宿を出た。今日も天気は良さそうだ。
白羊寺(ペギャンサ)まで、ずっと紅葉の道が続く。まるでトンネルのように。
早いけど、人はちらほらといる。
門と山の写真を撮ろうと三脚がずらりと並ぶ。
紅葉は今がいちばんいいのではないか。
バックの岩山がいい。寺に拝みに来る人より、紅葉を楽しみに来た人が圧倒的に多いのではないか。
自分もその一人だけど。
被写体が多過ぎて、どこを撮ったらいいか迷うなあ。
イ・ヨンエのエッセイ集にあった写真と同じものが撮りたい。と言ってもエッセイ集を持ってきたわけではないので
聞きようがなく、こっちの方じゃないかと、みんなが歩いている山道を行く。
方角的には白羊寺を見下ろせる所に行きそうだし。
30分ほど山を登り、着いたのは薬水庵。人が集まっている方へ。あーここかあ。
見える、見える白羊寺が。来てよかったあ。
ここを見つけるのに苦労したんだよね。エッセイ集には場所が書いてなくて、写真提供元の韓国観光公社に聞いても、分からなくて。
で、いろいろネットで検索して、やっとのことで同じ写真を見つけ、白羊寺と分かり、そして今そこにいる。
下山すると、さっきよりさらに人は増えていた。
韓国人も紅葉狩りをするんだ。
これでもかというほどの紅葉をどうぞー。
もう充分だと言うくらいまで、写真を撮りまくったあと、またバスを乗り継ぎ大田(テジョン)へ向かう。
大田の宿で見たテレビで久しぶりの日本語。と思ったら石原慎太郎がまた要らぬことを言っていた。
韓国もいいかげん、日本の政治家のくだらん発言をいちいちニュースで取り上げるのはやめたらいいのに。
ああまたかと、さらっと流してくれたらいいのに。
さて、韓国でのホテル事情であるが、
韓国では泊まるところがなくて、困るということはない。
どんなに小さな街でも旅館はいくつもある。目印は温泉マーク。温泉マークだけど、温泉
になっている訳ではないんだけど。
部屋にはバス、トイレがついており、オンドル部屋かベッドかを選べる。
きれいさはピンからキリまである。宿泊費はW20000〜30000。
この旅館があるおかげで、韓国では行き当たりばったりの自由な旅ができるといってもい
い。
部屋が満室で泊まれなかったことは一度もない。
逆にすごい田舎で、平日に誰が泊まるんだよというようなところでも、誰かしらは泊まっ
ているから不思議。
あと旅館のテレビでは大概m-netを見る。韓国のテレビはチャンネルが多い。
m-netはミュージックビデオを流しつづけているチャンネルで、今流行のものは何度も流
すから、
そこで耳に残ったもののCDを買うということが多い。
ちなみにNHKの衛星放送は見ることができる。でも、せっかく韓国に来ているのに、あ
えて見ることはほとんどないけど。