2日目 5月1日(土) 〜晋州〜
8:10に宿を出発し、朝のチャガルチ市場を少し歩く。
ふと、焼き魚のいい香りが漂ってくる。客がだれもいない定食屋だったが、
においに誘われ入ってしまう。
アジュンマ(おばさん)に「これを食べたい」と焼き魚を指
差して注文。
キムチの小皿5つ、豆腐チゲ、味噌汁、ご飯がついて、焼き魚、アジかな?で朝食をとる。
焼き魚を食べ終わるとアジュンマは、皿に焼いたばかりの魚をどんどん追加してくれる。
もういいって。計6匹くらい食べたか。朝から満腹。
市外バスターミナルのある沙上(ササン)まで地下鉄に乗り、ここからバスで2時間揺られ、
晋州(チンジュ)に到着。
晋州には晋州城を見るために来た。城といっても城跡なのであるが。
バスターミナルから歩いて10分で晋州城にたどり着く。
上がることも出来る楼閣、直石楼(チョッソンヌ)、
妓生(キーセン)が日本の侍を抱きかかえて投身したという義岩(ウィアム)と見て、博物館へ。
この博物館には壬辰の乱で使われた武器の展示が多かった。
動物は生きるため、食物連鎖の中で殺し合うが、人間同士は本来殺し合う必要なんて
ない。
だがこれらの展示を見ていると、今も昔も武器の形こそ違うが、
殺し合ってきた歴史が続いてきているのだなと、むなしく思った。