6日目 5月5日(水) 〜麗水〜


鎮南祭

朝9:30出発。
まったくこの旅館は失敗だった。
蚊を飼っているのか。7匹も殺した。寝られやしない。

さて、ここ麗水。麗しい水だよ。いい地名だね。
まずは鎮南館(チナムグヮン)を見る。
南を鎮圧する館。南とは、そう日本。
イ・スンシンが豊臣秀吉と戦ったときに建てたもので、
兵士たちのトレーニング場として使われたそうだ。
ここにいた観光案内のおじさんに英語で説明してもらいながら、一周する。


バスを待ったが、来ないのでタクシーに乗り、梧桐島(オドンド)へ行く。
今日5月5日は韓国でも子供の日。祝日であり、人も多い。
なんと南原につづき、ここ麗水も今日は鎮南祭という祭であることを知った。

梧桐島は防波堤でつながった島である。
何かやってる。 農楽だ。
さまざまな打楽器を打ち鳴らしながら、踊る踊る。
大会らしく、何チームかが、出てきた。
1時間ほど座って見ていた。


        

アイスを食べながら、島を一周する。
日の出の名所、灯台、洞窟、カップル。
防波堤を渡り、戻ると祭の会場であった。

     

たくさんの出店が出ていて、うまそうなイカ飯を見つけ、スンデとともに食べた。
量が多いな。満腹。
しかし写真で見ると、まずそうだな。
塩をつけながら、結構いけたけど。


     会場に向かう途中の引込み線にて
 
向日庵へ

タクシーで突山(トゥルサン)大橋まで行く。
鎮南館にいた観光案内のおじさんに、突山大橋のたもとから船が出ていると聞いたので 来たが、
向日庵(ヒャンイラム)行きの船は今日は終わったと。
ということでバスで向日庵に行くことにした。

16:30に着いて、歩いていると屋台のおばさんに呼びとめられて、
泊まるならうちにしなと、ログハウス風の宿に泊まることにした。
とりあえず荷物を部屋に置いて、向日庵に向かった。


海に面した断崖に建つ寺である。
寺の売店でなつめの実でできた腕輪を買う。
いわゆる数珠なんだけど、おしゃれアイテムとして使えそうだしね。
売店のおばさんは日本語が上手で、独学で勉強したそうだ。
しばらく話してから、宿に戻った。

宿のTVは3チャネルしか映らず、つまらないので、持って来たラジオでFMを聞く。
福岡の交通情報が流れた。福岡のFMが聞こえるのか。
近いんだね、日本が。

夕食は宿の食堂でヘムルテンジャンチゲを食べる。
豆腐、カニ、貝が入ったチゲで、まあまあ、うまかったかな。
食べ終わると宿のおばあちゃんに引き止められ、一緒に飲んだ。
私は飲めないということにして、コーラにしたんだけど。
だって、このおばあちゃん大酒飲みなんだ。焼酎をがばがば飲みつづける。
何度お酌したことか。日本人の客は初めてのようで喜んでくれた。
しっかり者そうな宿の若旦那と、その奥さん(市毛良枝に似てた)も加わり、ちょっとした宴会に。
おばあちゃんはどんどん、陽気になり、ノレバン(カラオケ)に行こうと、大声でわめき始める。
じゃあ行こうかと思った頃、おばあちゃんは飲み過ぎで寝てしまった。あららー。
若旦那と奥さんが、明日の日の出は5:40だから、おやすみなさいと、宴会終了。



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