1日目 3月17日(木) 〜木浦へ〜
ほんの1週間前に代休が取れることが決まり、さあどこに行こうかと香港、台湾も考えたが、
準備期間が短いので結局(と言うのもなんだが)韓国にした。
今回の訪韓は初の羽田からとなった。
出来たばかりの第2ターミナルを素通りし、シャトルバスに乗り込み、国際線ターミナルへ。
雰囲気は八丈島空港のようなローカルな空港のようで、こじんまりとしている。
雨の中のフライト。定刻13:20にテイクオフ。
天気が悪く、ずっと雲の中。少し揺れる。
竹島(独島)問題の渦中、今回の韓国の旅はいかなるものになるだろう。
シートベルト着用のサインがついたままで機内食のサービスが始まった。
食後のコーヒーを飲む。ああ、やっとゆっくりと落ち着いてコーヒーが飲めるんだ。
普段の仕事中、休憩時間に缶コーヒーはよく飲むけど、なんとなくあわただしく感じ、落ち着けない。
ゆっくりとコーヒーが飲めること。
こんな些細なことでもうれしく思ってしまう。
と、のんびりしていたらCAが食器を引き下げに来た。
いつまでものんびりとコーヒーも飲んでられない。
定刻16:00に金浦(キンポ)空港にランディング。
両替をし、地下鉄に乗り込む。
仁川(インチョン)空港よりソウルの中心地に近いので、30分ほどで龍山(ヨンサン)についた。
ここからKTXに乗る。木浦(モッポ)行きの始発駅である。
窓口でチケット購入。特室と一般室があって、一般室は席が回転しないので、車両の半分が進行方向と
逆向きになると、ネットで分かったので、W20000高い特室にした。
W57500で約3時間。3時間逆向きはつらいし。
龍山駅は駅ビルになっていて、シネコンもある。シネコンのあるフロアに食堂があったので、ラーメン定食を頼む。
インスタントラーメン、ご飯、天ぷら、キムチつき。
ネットカフェがあったので、HPをチェック。
15分、W500。
バナナ牛乳を買い、KTXに乗車。18:25発車。
KTXができて、短い日程でも広範囲に移動ができるようになり、韓国旅行のプランも融通が効くようになった。
特室は飲み物、クッキーのサービスがあった。
MP3プレーヤーで間もなく復活するヤンパの歌声を聞きながら、車窓を流れる光をぼんやりと眺め、
いつしか眠りに落ちる。。。
ここ1ヶ月格闘していた辻仁成「太陽待ち」を読破したことをついでに書き加えておこう。
最近、仕事内容が変わり、チームプレイ、複数の仲間たちと一つのことを仕上げるというようなことをしていた。
そのため自分自身と向き合うことが減ったような気がしていた。
こうやって一人旅をすると嫌が応でも自分と向き合わざるをえず、今回は何か見つけられるか。
自分という人間に興味があるからこそ、一人でいる時間(次元?空間?)を作って、自分を知りたいのだろう。
では、みんなといるときは自分を見失いがちなのか、とも言えるわけではあるけれども。
21:37定刻に木浦駅に着く。
特室には5、6人しか残っていなかった。
街の中心地らしき商店街はそれなりに栄えていた。
ホットックを屋台で買い、食べ歩き。
初日なので、もう宿に行こう。駅近くに旅館街があり、適当に飛びこむ。
W20000、シャワーは5分程してお湯が出た。
宿の主人に外国人と分かり、洋室になった。電気毛布があり、温かかった。
テレビでやっていたグォン・サンウ出演のドラマ「悲しき恋歌(スルプンヨンガ)」に見入ってしまった。
天国の階段と冬ソナを足して2で割ったような感じ。