1日目 4月29日(金) 〜ソウルへ〜
最寄駅よりエアポート成田に乗り、成田第二ターミナルへ向かう。
車中は空港が近づくにつれ、人がまばらになってきた。
ひょっとしてGWなのに空いているのかと思ったけど、空港は混んでいた。
多くの人はNEXやスカイライナーで来ているのだろう。鈍行で時間をかけて来る人は少ないってか。
今回はJTBで航空券を手配したので、団体カウンターにて受け取り。
アシアナ105便、仁川(インチョン)行き。仁川着は23時。えっ23時と思ったけど、これしかGW1週間前ではとれなかった。
帰国日も5/5を希望していたが空席がなく、5/4。とれただけでも、いいと思わなくては。
韓国語を勉強し始めて、非常に学びやすさを感じ、短期間でかなり身についた気がする。
それに引き換え、なぜ英語はいくら勉強しても身につかないのだろう。
戦争で米国に負けたことが、日本人に無意識に英語への拒否反応を起こさせているのか。
英語を話せる人をかっこいいと思う反面、何かっこつけてんだと毛嫌いすることもある矛盾。
きっと日本人の舌は英語に向かないんだ。食べ物が違って、骨格も違うから。
前世なんてものは信じていないけれど、こんなにも韓国に愛着があるのは、
何か運命的なものがあるのではないかと感じずにいられない。
なぜ韓国なのか。
他にもたくさん国はあるのに。
よくもまあ、何回も行って飽きないねとか、よく言われる。
いいじゃん、気に入ったんだから。
じゃあ聞くけど、なぜあなたは日本人のままでいるのか。
日本人に生まれたのだから、当たり前だ、そんなこと考えたことないでしょう。
でも、いやならば、国籍を変えることだって不可能ではない。
それをしないのは、日本が気に入ったからでしょう。
それと同様に私は韓国が気に入ったんだ。説明になってないか・・・
人類だけが地球を破壊している。
地球上で一番知能が発達している、頭がいいのは人類だと多くの人が思っていることでしょう。
しかし地球上の全生物、動物の中で地球を破壊しているのは人類だけなのである。
このことに気づいたとき目が点になった。
サルに計算を教えて、サルは賢いねなんて言っている場合ではない。
地球からみれば、人類が一番劣っている。
何てことをボーっと機内で思っていたら、
突然、隣に座っている人から声をかけられる。
若い日本人かと思っていたのだが、韓国人であった。
彼は3年前に日本に行き、日本料理の勉強をして、今は銀座の日本料理屋で働いているとのことであった。
将来は日本で店を開きたいと。
「なぜ韓国ではないのですか」
「韓国では新鮮な素材が手に入りません。日本料理に最適な京野菜、よい正油などは日本でないと手に入らないのです」
韓国でやるとなると日本から輸入せねばならず、コストが見合わないとのことである。
非常にまじめに日本料理に取り組んでいる青年であった。
今日は3年ぶりの里帰り。
仁川に23時着。友達が車で迎えに来ており、よかったら途中まで送りますと言われ、
お言葉に甘え、ずうずうしくも乗せてもらい、舎堂(サダン)という
江南(カンナム)の街まで送ってもらった。
たまたま飛行機の隣に座り合わせたという偶然の出会い。
韓国旅行をしていると、こんな出会いをすることが結構あるもんだ。
是非、銀座の日本料理屋に行きますと約束して別れた。いやあ出会いに恵まれているねえ。
しかし降ろしてくれた旅館街。どう見てもラブホ街だよ。まあいいか。
一番ラブホらしくない宿を探し、宿泊。1時近くになっていた。