2日目 4月30日(土) 〜丹陽八景〜


堤川へ

オンドルは暖房が効きすぎ、暑い。
窓を空けておいたが、寝苦しかった。
7:30には起きてしまった。シャワーを浴びても、すぐに汗をかいてしまう。

宿を出て、地下鉄を乗り継ぎ、中央線の列車が出ている清涼里(チョンリャンニ)駅へ行く。
今回の訪韓で2つの目的地を決めてきたが、その一つに向かう。
ネットで見ていて、水辺に岩が3つ浮かぶ写真を見つけた。
丹陽(タニャン)八景の一つということだ。ここに行こうと決めてきた。
丹陽は駅があるが、ムグンファ号は停まるのかどうか分からなかった。
とりあえず一つ手前の堤川(チェチョン)に行くことにする。

       

10:00発ムグンファ号江陵(カンヌン)行き。指定席はかなり埋まっている。
薄曇りの天気。車窓に差し込むやわらかい陽射し。
堤川駅に12:30に着。下調べをしていなかったなあ。
丹陽は、安東行きに乗っていたら、直接に行けたことが判明。
まあ今回は欲張らず、のんびり行こうと思っているから。

       

堤川駅前の食堂でソルロンタンを昼食に。
安東行きが来るまで、ゆっくりする。
陽射しは強く、半袖でいい。
堤川は人も車も少なく、ローカルな町。

   

丹陽八景へ

   

安東行きに乗り、約20分、丹陽駅に到着。
やばいぞ。何もない。
駅前にいたタクシーは先客にとられ、あとに残るものは何もなし。
前に見えるは、幹線道路と川。
あっバス停はある。行き先分からぬが、10分ほど待って来たバスに乗る。

少し走ると街並みが見えてきた。
よかった。これが丹陽の街だ。旅館も多い。市外バスターミナルで降ろされる。
市内周遊バスは走っているが、行き先不明。

観光案内の看板を見ると、島潭三峰(ドダンサンボン)は近そうなので、タクシーで行くことにした。
約5分位で川の中央に唐突に3つの大きな岩が並ぶ。

 

伝説があって、三つの岩はそれぞれ夫、妻、妾で、 夫婦には子どもができず、子どもを産むために妾をもらい、妾が子どもを産むと本妻をいびり始めた。
それを見た天の神様がこの人たちを岩にしてしまったという伝説。
ふーん、妻は悪くないのにね。

丹陽八景のもう一つ、石門(ソンムン)も近くにある。
小高い丘を登ったところ。
大きな穴が開いている。

降りるとカラオケ噴水広場。
一曲W2000で歌える。曲に合わせて噴水が演出。韓国らしい光景。

16:00。まだ日は高い。
HPで見た三峰の写真は太陽の方角からして、日の出だったのか。
とりあえず夕景の三峰を写真に撮りたいので、太陽待ちする。
八景全部を廻るにはやはり車でないと、厳しい。
各所が離れているので、バスで行くのは大変だろう。
島潭三峰、石門の二景制覇でよしとしよう。

トワイライトタイム。西の空は茜色。
この色が東まで広がってくれたら。
止まった、止まっちゃった。
対岸から見ると、みやげ屋が入ってしまうし、こちら岸から東に三峰を見るとなると朝日だな。
よし明日、朝、再チャレンジだ。
辺りは急激に夜の時間へと。

市街地まで3.3km。歩けると思ったのが間違い。
歩道は途中でなくなり、街灯のない車道を猛スピードで走りぬける車を避けながら歩く。
5km位に感じた。

夕食は新橋でいつも食べて気に入ったスンドゥブチゲにしたかったが、
見つからず テンジャンチゲにした。
付け合わせが結構いけた。



外に出ると、虹色にライトアップされた箇所が見える。光に集まる虫のように引き寄せられ向かう。
滝かな。何だろう。
思いのほか遠い。行ってみると単なる岩肌。何でもないじゃん。
近くでおっさんは立ちションしてるし。何だよ。
来た道を戻り、速攻に宿を決め、宿泊。明日は早いよ。



放浪ぐせ

放浪ぐせ、今に始まった訳ではない。
親に聞いたところによると、3歳くらいのとき黙って一人で1km位離れた、いとこの家に行ったことがあって、 探しまわったことがあるそうだ。
小学生のときには鉄道が好きで、いろいろ乗りまくったし、自転車で遠くに行ったりもした。
高校に入るとすぐに原付免許をとって、ツーリングしたし、大学合格が決まった直後に車の免許を取りに行って、大学在学中にバイトして車を買って、 ドライブしてた。
とにかくどこかに行くことは昔から好きだった。
しかし住んでいるのはずっと実家。
その反動であるのかも知れない。


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