7日目 3月19日(日) 〜ローマ〜帰国〜
ローマ滞在最終日。今日の夕方、パリ経由で帰国する。
ローマで行きたいところ、いくつもあるが、その一つに向かった。
共和国広場近くのサンタマリア・デッラ・ヴィットリア聖堂。
雑誌エスクァイアに載っていた、天使が矢を刺そうとしている像「サンタ・テレーザの恍惚」を見たかった。
白い大理石でできたやさしい表情の天使が、テレーザに矢を突き刺そうと。
最高の瞬間に死を迎える。理想的な死の形かもしれない。
ゆっくり見ていたかったが、今日は日曜日でミサが始まってしまった。
信者でないものは出ていった方がよさそうだ。
あてどもなく歩く。
これ以上、すごいものを見たところで消化しきれないので、
のんびりと街を散策。
パレードに出くわしたり。
気づくとコロッセオの近くに来ていた。
イタリア観光で困るのはトイレの少なさ。
公衆トイレなんて、ほとんどない。
何かの店に入ったときに借りるか、駅とかに行くか。
もちろん多くが有料。1ユーロ程度。
コロッセオ前の屋台でサンドイッチをほおばり、定番だけど行くかと、ここから少し行ったところの
真実の口へ向かった。
小さな教会にあるが、行列が出来ているので、すぐわかる。
一人で列に並ぶのも何なので、見るだけにし、口に手を入れるのは、次回誰かと来たときにしよう。いつ?
ツアーの集合時間まで残り少ない。
あとはテヴェレ川沿いをさまよい、ローマの街とのしばしの別れを惜しんだ。
イタリア、百聞は一見に如かず。自分の中に新しい価値観を生んだようだ。
日本にも数多くの洋風建築があって、結構好きなものも多いのだけど、
所詮本物にはかなわないのだと。
機会を作って、もっと本物を見てみたいなと。
もちろんイタリアはまた行くとして、今回は素通りしてしまったパリもいいかも。
3月20日
パリ経由で8時間の時差を越え、帰国。
帰りは、機内に手荷物を持ち込んだのは言うまでもない。