6日目 3月18日(土) 〜ローマ〜
ローレンティーナを9:30ころ出発。
ローレンティーナは地下鉄B線の終点。
ホームで電車を待っていると来た。何これ?
落書きだらけの車両。街中も落書きが多いが、地下鉄までも。
あとでA線にも乗ったが、落書きはB線のみであった。
地下鉄は1回乗車は1ユーロ。1日券は4ユーロ。
しかし改札は素通りできるので、無賃乗車可能。
たまにコンコースに駅員がいて、見つかると40ユーロ位の罰金を取られるそうだ。
今日一日乗っていて、駅員がいたのは1ヶ所だけ。いいかげんだ。
最初に向かったのは昨日も行ったサン・ピエトロ寺院。
自分のペースでもう一度見たかったのと、
午前中だと寺院に日が当たっているから。
長い行列に並び、入場。さらにキューポラに登る列に並ぶ。
エレベータがあり、そこから330段の階段を登るとやっとキューポラ上部に出られる。
ここまで列に並んでから、1時間位かかったか。
眺めがいい。サン・ピエトロ広場が真下に見える。
テヴェレ川の流れとローマの街並み。
結局、ヴェネツィア、フィレンツェにローマとも最も高いと思われる場所に立った。
お登りさん本領発揮。キューポラから少し下がったところに売店がある。
教会の屋上なのに。ここで少し休憩し、再度寺院の中へ。
やはりすごい。何度見てもすごさを感じる。
この空気感、窓から射し込む光の感じ、何とも言えない。
おのずと拝観者らの顔も神妙になる。
だが教会内にもかかわらず、スリはいるそうだ。
油断はならない。
さてローマの散策に行きますか。
広場を抜け、テヴェレ川にかかるエマヌエーレ2世橋を渡る。
テヴェレ川はにごっている。
地球の歩き方を片手に、コンパスを持って、道を間違わないようにし、パンテオンに行く。
中に入ると、天井の中心に丸い天窓が開いている。
ということは雨は降りこんできてしまうということか。
腹が減ってきたので、パンテオン前のロトンダ広場にあるオープンカフェへ。
とりあえずメニューを見て、分かるもの、カルボナーラとカフェラテを頼む。
カフェラテはホットなのに、ガラスのコップに入ってきた。
イタリアはどこもパンとコーヒーははずれがない。
必ずうまい。カルボナーラも合格点。
イタリアのスパゲティも日本のと大して変わらないんだ。
腹も満たされたことだし、さあ一気に歩くよ。
堂々としているヴィットリアーノ(ヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂)、古代遺跡フォロ・ロマーノ、
そしてコロッセオ。
本物だよ。写真では何度も見たことあるけど、あーついに来た。
中に入る。ここも補修している。
イタリア入りして、多くの建物が補修中であるのに気づいた。
ミラノのドゥオモはじめその他もろもろ。
古いから仕方ないし、こわして建て替えることもできない。
半永久的に補修し続けていく。そう永遠に過去と付き合い続けていく国。
それがイタリアの一面でもある。
ただ写真映り的に足場が写ってしまうのは、避けたい。
地下鉄に乗り、ローマ最大の駅、テルミニ駅を見に行く。
ユーロスターから、どこの田舎に行くのかローカル風の列車まで。
「世界の車窓から」に出てきそう。
CDショップでイタリアのベストCDを購入。
辺りは日が沈み、暗くなってきた。
今日は三脚を持っている。夜景を撮ろう。
ということで、さっき見たヴィットリアーノ、サン・ピエトロ寺院と逆ルートで戻りつつ、写真を撮って行く。
いいものは何度見てもいい。足の疲れなんて感じない。
ついでに通りにあった洋服屋に入って、シャツを買ったりしつつ。気ままにローマ散策。
テヴェレ川、いかにもヨーロッパっぽい。日本にはないな、こんな感じのところ。