4日目 3月26日(日) 〜鬱陵島〜
浦項から鬱陵島への船は1日1便10:00発、それに間に合うように起きる。
今日も天気はいい。バスターミナル付近の宿を出て、タクシーで旅客船ターミナルへ行く。
タクシーの運転手には「ぜひ独島を見てきてくれ」と言われた。
愛国主義者でもないので、独島にはあまり興味がないのだが。
鬱陵島の自然を満喫できればと思っている。
サンフラワー号は800人乗りの高速船のようだ。片道W51,100、3時間の船旅。
切符に名前を書かされるので、乗船時に日本人と分かり、パスポートのチェックと携帯の番号を聞かれた。
軍事上の都合なのか、独島問題のためか分からない。
まあ、係員の対応に悪い印象は受けなかったけど。
出港、外洋に出ると揺れる。
いつのまにか寝ていた。起きたら、まだ揺れている。
というか、ずっと揺れている。これだけ揺れる船に乗るのは久しぶりだ。
結構ふてぶてしくなってきたのかな。これだけ揺れたら、以前なら確実に酔っていたが、
居眠りはできるし、酔いもしない。
3時間で着くはずが、4時間かかったので、いつも以上に海が荒れていたのだろう。
道洞(ドドン)港に入港。すぐにおばちゃんにつかまる。
宿は?、観光は?、食事は?自分で探すから、いいよと言ってもついてくる。
トイレに行くも、待ち構えている。
食堂に入っても、知り合いの店らしく、一緒に入ってテーブルについている。
もう負けたよ。島内観光のバス、3時間コースに行くことにする。
着いてみて、かなり大きな島だと気づいたし(伊豆大島くらいか)、路線バスは本数が少ない模様。
マイクロバスには他の観光客も乗っている。
W15,000、3時間で島の名所をいくつか廻るもの。
運転手兼ガイドは、マイクでしゃべり通し。何を言っているか分からないけど、
他の客は大爆笑している。うーん、くやしい。
本当にしゃべり通し。無言になるときがない。
何とか岩やら、エレファントに似てる石やら、島を一周する道を半分ほど行き、
山を登る。かなりの急坂を登り切ると、盆地があった。
島の中心は山に囲まれた盆地である。火山の火口だったのだろうか。
山の頂には雪が残る。
バスで出発地点に戻ると、先ほどのおばさんが待っていた。
いいよ、行くよとおばさんの民泊に泊まる。
部屋はきれいだったけど、シャワーが厳しかった。
お湯か水か、どちらかしか出せない。
混ぜられない。しかもちょろちょろ。
だから、洗面器があるのか。
鬱陵島の初日は、日本人として温かく迎えられた感じがした。
明日は韓国で一番早い日の出を見るので、早く寝よう。