6日目 5月3日(木) 〜潭陽〜
チヨンさん、チョンエさんとの待ち合わせは南原市外バスターミナルに8時。
しばらく待つと、携帯が鳴り、もうすぐ着くとのこと。
マーチくらいの大きさの白い車が停まった。チヨンさんとチョンエさんだ。
3年半ぶりの再会。二人とも前とあまり変わってない。違うのはチヨンさんのヘアスタイル位か。
でもチヨンさんは結婚して娘がいるっていうし、チョンエさんも前の仕事をやめ、故郷に戻って新しい仕事をしているから、大きな変化はあったわけだ。
それに引き換え私は・・・変わってないね。
チョンエさんのKIA morningに乗り、なんとカーナビまでついている。なかなか高機能。
自分は明日、春香祭(チュニャンジェ)を見るために南原に来たので、今日はどこに行くとも考えてなかったと言うと、
二人が相談して、潭陽(タミャン)の竹林が映画のロケ地として有名だからと連れていってくれた。
これが大正解。潭陽竹祭りが開催中で、大盛り上がりであったから。
前に乗ったチヨンさんの運転には怖いものを感じたが、チョンエさんは幾分慎重である。でも飛ばすなあ。
潭陽に着いて、まずは竹筒ご飯で朝食。これも有名らしい。
少しは韓国語が上達した気でいたが、なかなか言いたいことが、訳せなくて、まだまだだなと感じることになった。
でもまあ、それなりには意思疎通ができてはいた。
竹緑園(チュンノグォン)という竹林公園のようなところに入る。
竹林が美しい。竹細工がぶら下がっていたりする。映画「アールポイント」のロケ地の看板があった。
いろいろ歩いていたら出口が分からなくなり、行ったり来たり。写真を撮り合ったり。
歩き疲れ、ベンチで休憩。風はなく、暑い。
と、ここで二人に日本で買ってきたおみやげ、浮世絵の扇子を渡す。
紙の香りがいいと言われた。
日本も同じだが、年寄りが使うものなので、おばあさんになったら使うから、それまで大切に持っておくよと、それなりには喜ばれたのかな。
チヨンさんは普段、家事もあまりせず、不良主婦(プリャンチュブ)らしいので、運動不足でもあり、
私より若いくせにすぐに歩き疲れてしまう。
では次に移動しようと、車でメタセコイアの美しい街道に行く。
幹線道路からはずれており、車の通りは少なく、いいところ。
車を停めて、写真を撮りに来る人が多い。
とチヨンさんの興味は別に向かっているようで、街道沿いのビニールハウスを見て、タルギッ!を連呼。
時期はもう遅い気がしないでもないが、突然、突撃いちご狩りへ。
農家の人も、とったらすぐ食べなきゃダメだよ、みたいなことを言っている。
食べてみると、まあなんとかおいしく食べられるかなというところ。
でも発泡スチロールの箱、いっぱいに3人で取り、街道脇に座って食べる。
だんだん飽きてきて、最後はカイバイボー(じゃんけん)で負けた人が3個ずつとか、5個ずつとか食べるゲームを始めた。
私はなぜか負けつづけ、大量にいちごを食べる羽目に。もうしばらくはいちごを見たくない!
次はどうしようかと、二人はいろいろ地図を見たり、私は地球の歩き方を見たが、潭陽の情報はなし。
二人がとりあえずここにしようと車を進めると、街でパレードに出くわし、これを見ようとパレード観覧となった。
農楽や山車を飾ったパレード、それもかなり大規模であった。
村ごとに出し物があり、マッコリ、トマト、作ったばかりのチヂミなんかを配りながら歩いている。
飲んだよマッコリ。一杯飲んだけど、飲みやすく、酔いはしなかった。
一通りパレードを見て、南原に戻った。
電話では今日だけ会えるということだったが、
明日も平気とのこと。
一緒に春香祭を見ることになった。
なので今日はゆっくりでき、サムギョプサルの夕食と2次会でCASSレッドビールを飲みつつ、久しぶりの再会を喜び合った。