1日目 晋州
今年の夏休みはどうしようか。
直前までいろいろとバタバタしており、出かけるのは自粛しようかと思っていたが、
あれよあれよと事態が落ち着いていき、せっかくの長期休暇に旅行に行かないのは、
自分らしくないのかな、行ってもいい状況なら行ける時に行っとけと、
自分の中で葛藤があったが、結局行くことにした。
日本も韓国も暑い。炎天下での行程になる。
熱中症に注意しつつ、満喫できるようにと無理のない3泊4日のプランとした。
今回は4日前に航空券を手配した。最近は韓流ブームも落ち着いたのか、空きはあった。
まあでも直前なのであまり安くはなく、エアープサンの釜山行きが往復\4万で、
妥当なところで手配した。
韓国内での移動も無理なくということで、後半2泊は東横イン釜山を事前予約しておいた。
釜山の金海空港まではあっという間。釜山は日本ほどではないが暑いのに変わりはない。
少し動くだけで、汗だく状態。無理は出来ないな。
まずは晋州(チンジュ)に行こうと思う。
9年前に行って、気に入ったが、再度訪れることなく、今までたってしまった。
沙上(ササン)まで軽電鉄に乗り、西部バスターミナルからはバスだ。
時刻は16:30だが、まだ日は高く、バスはカーテンが全て閉められているが、
車内はクーラーが間に合わないくらい暑い。走り出して、効いてきた。
バスに揺られて、次の目的地へ行くまでのこの時間が結構好きだ。
まったりとまどろみながら過ごす。
晋州までは1時間余りで着く。バスを降りてもまだ暑い。
明るいうちに晋州城に着けそうだ。
ウォーキングしている人が多い。ブームのように見える。
久しぶりだなあ。9年ぶり。
9年前もリュックを背負って、そして今も同じスタイルで。
今のバックパックスタイルの旅行は2002年から始めているが、今まで続けられている。
これはすごいことかも。8kg前後もあるリュックは重いよ。
そして炎天下。旅行というよりスポーツ、修行と言ってもいい。
でもこのスタイルが気楽で、臨機応変にできて、何より自由でいい。
歳はとっていくが、このまま続けられるまで、続けて行きたいものだ。
夕日がいい感じだ。
この近くにはうなぎの専門店が並んでいる。
前回も入ったイルミチャンオに入る。
うなぎと穴子があり、W30000とW17000。やはりうなぎは高い。
もちろんうなぎにした。
甘辛いたれ、ヤンニョムという。蒲焼もいいけど、これもいいね。
焼肉のようにサンチュに巻いて食べる。
外は段々と暗くなり、夜景の時間だ。
のんびりと川沿いを歩く。
川面に光が映り、きれいだ。
ああ、また韓国にいるんだな。
この時の光景がいつしか思い出となっているのであろうか。
今宵の宿は川沿いに並んでいるホテルの中で綺麗そうな所にする。