愛車遍歴
1992年〜2012年


1台目 マツダ オートザム キャロル ミレディ

     

大学生時代、長期の休みのたびにガテン系のバイトをしていて、
バイト先の先輩から中古のスターレットを譲ってあげようかという話があった。
(その先輩はその後AE86に乗り換えたという、いわゆる走り屋)
自分の車が持てる。遠い先のことかと思っていたが、それが現実に。
欲しいと思ったが、いかにもポンコツなスターレットだったので、申し出を断り、
じゃあバイトで結構稼げているから、自分で買おうとディーラー回りを始め、買ったのがキャロル。

最初は軽でいい、でもできたら新車がいいな、と何社か回って、
オートザムで丁度キャロルがマイナーチェンジ時期で、旧モデルが格安であると聞き、
回った中で一番安かったので、即決。新車の軽、マニュアル車。
うれしかったなあ。最初の自分の車だもんね。

 

そんなに遠出をした記憶はないけど、日帰りドライブはよく行ったなあ。
軽なので、高速道は怖かったけど、峠の細い道は今じゃあ行く気はしないけど、
自分なりに峠を攻めに行ったものだ。
軽は軽なりに楽しく、しかもマニュアル車だったので、ヒールアンドトゥなんかやったりね。

マツダ車だけど、エンジンはスズキ アルト用だった。
エアコンをつけると、明らかにエンジンパワーが落ちたり、
ちょっとした段差を乗り越えただけで、ボディーがみしみし音を立てたり。
メータなんか真ん丸でおもちゃみたいで、ピンクのキャンバストップは女子に人気で、結構走ってた。

2台目 マツダ ランティス クーペTypeR

     

キャロルを購入してから、マツダ車に興味を持ち始め、その当時発表されたのが、このランティス。
カッコよさに惹かれた。CMもバンバン流れてて、ランティスのテーマ曲はCDにもなっていた。
当時の衝突安全基準の認定第一号とかで、注目はされていた。
だけども当時は経営不振のマツダで、デザインも好き嫌いが分かれる個性的なものであったので、
国内販売は振るわず、知る人ぞ知る車になってしまった。ヨーロッパでは結構売れていたらしいけど。

発売から数年経ち、次期ランティスの噂もなく、そろそろ生産中止になるのではと思われ、
社会人になって軍資金が貯まってすぐにディーラーに出向き、即契約。
それは国内販売中止の数ヶ月前のことであった。
ディーラーには試乗車などもちろん置いてなく、購入したお客さんの家まで行って、運転席に座らせてもらったりしたなあ。

   

通勤に使うつもりだったので、渋滞が多いことを考慮し、運転のしやすいAT車にした。
今思えば、マニアに人気のTypeRだったら、マニュアルにしとくべきだったなと。

V6の2000ccはなかなかスムーズだった。ただ燃費はいまいちだった。
でもね、惚れぼれするほど、カッコ良かったな。
着座位置が低く、ちょっとしたスポーツカー的な趣きもあった。
最上位グレードなのに、オーディオレスだったので、キャロルの下取り金でオーディオを付けた。
カロッツェリアのグラフィックイコライザーは夜見ると、いい感じだった。
当時はこういうのがオシャレだと思ってた。

京都の天橋立まで何日かかけてドライブしたり、駐車場の柱にぶつけて修理したり、
半分以上は通勤だったけど、8万キロ以上走り、いろいろと印象深い。

3台目 マツダ アクセラ スポーツ20C

     

すっかりマツダマニアになっていたので、何かいい新型車が出ないかなあと待っていたら、アテンザが出た。
新生マツダを象徴してて、気に入ったけど、ただサイズが大きかった。
もう少し小さいといいんだけどと思っていたら、しばらくしてファミリアの後継車種としてアクセラが発表された。
サイズはジャスト、なかなかいいように見えた。

ランティスを手放すかどうか、葛藤があった。まだ乗れる、でももう乗り換えてもいい時期ではないか。
迷いながらも、東京モーターショーで発表直後のアクセラを見てきた。いいと思った。
最後の判断は、自動車評論家の三本和彦氏がテレビ神奈川でやっていた「新車情報」という番組での評価で決めようと。
辛口の三本氏がどう評価するか、結果は高評価であった。よし決めた。

   

ランティスから乗り換えて驚いたのは、運転のしやすさだった。
着座位置が高く、高速道でも疲れにくく、まあいわゆるファミリーカーなんだけど、
ベースはしっかりしてて、だからこそ9年も乗っていた。
ハッチバックタイプは使い勝手がよく、富士登山時の車中泊にも不都合はなかったし、
ダイビング器材、スーツケースなんかも余裕で積めた。
次のアウディA3もハッチバックだしね。
アクセラは、マツダが力を入れて作っただけあって、乗りやすかったし、あまり不満もなかったけど、
結構売れてて、街でもよく見かけ、マニアック感がなかったのが唯一の欠点だったか。

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