4日目 5月1日(火) 〜統営〜


統営散策

   

どうやら雨は止んだようだ。バスターミナルのコインロッカーは全て使用中。
じゃ仕方ない。リュックを担いだまま統営の散策へ。
いつまでこんなバックパックの旅が続けられるだろう。
そろそろ歳か。いやいや、いくつになっても10kgくらいのリュックを背負ったまま旅ができなきゃ。
その位の体力は持ち続けていたい。

この街の見所は3つ。
洗兵館(セビョングァン)、忠烈祠(チョンニョルサ)、李舜臣(イ・スンシン)像のある南望山(ナンマンサン)彫刻公園。
ここを順に歩いていく。

   

忠烈祠では、案内員が私が日本から来たと知ると、いろいろ説明してくれて、お茶までごちそうになった。
港へ出る。亀甲船(コブクソン)のレプリカが浮かんでいる。麗水(ヨス)と雰囲気が似ている。
李舜臣ゆかりの地、それはすなわち日本と戦ってきた歴史がある街。
今、街を歩いてもそんな敵対精神は感じることはできないけれど。

海だし、昼は海産物入りのテンジャンチゲを食べる。
辛さが身にしみる。今にも雨が降り出しそうなので、バスを乗り継ぎつつ、移動していこう。

   

     

宝城へ

晋州(チンジュ)まで1時間半、バスを乗り換え、順天まで1時間半、またまたバスを乗り換え、 宝城(ポソン)まで1時間。
宝城に来た理由は一つ。明日明らかにしよう。

さてと、バスターミナル付近は何もない。旅館はあるけれど、やってるの? 遠く駅が見える。
あちらの方が栄えていそう。徒歩10分くらい、街らしくなってきた。
今日は洗濯をしたいので、駅前の旅館に早々に入る。
テレビのチャンネルをいろいろ変えてみたけど、特にめぼしい番組はなかった。
一つ挙げるとすれば、m-netで星(ピョル)が新曲を背中の開きすぎる悩殺的とも思える衣装で歌っていたことくらいか。

 

しばらくテレビを消し、辻氏の「ニュートンの林檎」を読む。ページが止まらない。
一度読んでいるのだが、ほとんど内容を忘れていた。
たくさんのつまらない、心に届かない本を読むよりも、これはと思える作品を何度も繰り返し読むほうが、余程心の糧になるのではないかと気付かされた。
おもしろすぎるよ、これ。

 



3日目へ homeのページへ 5日目へ