中編
今日はサグラダ・ファミリアの内部に入場する。
朝一に行ったので、それ程並ばずに入場できた。
入場と塔に登るエレベータのセットの券を購入。
エレベータは時間が指定されていて、1時間ちょっとあとの時間だ。
それまでは内部や外をじっくりと見てますか。
サグラダ・ファミリアは全部が世界遺産に指定されている訳ではなく、ガウディが生前時に完成していた
生誕のファサード側の4つの塔のみなんだそうだ。
こちら側は外尾さんが修復した天使たちの合唱隊もある。
石の古びた色の感じがいい。
入場口は受難のファサード側にある。
こちらの方が新しく、石の色も真新しい感じがする。
彫刻は特徴的で、人間は実物に近い生誕のファサード側とは雰囲気がかなり違う。
内部はかなりの広さ、高さがあり、テレビで見た工事の資材が置かれた建築現場という感じではもうなく、
ほとんどできあがっているように見える。
天井の模様はすごいな。なんなんだ、これは。
ステンドグラスを太陽が照らし、床に美しい光が映っている。
通り抜けて、生誕のファサード側を真下から見てみる。
非常に細かい彫刻だ。
よくぞ、ここまで作ったものだ。
エレベータは、生誕のファサード、受難のファサード両側にあり、入場券を買う時に適当に割り振られているようだ。
私のは生誕のファサード側であった。
約50m程登り、塔から外を眺める。
市内を見渡せるいい展望台でもある。
上から見ると、まだ工事中であることがよくわかる。
足場やクレーンが多い。
ちょっと前までは、完成まであと200年かかると言われていたが、最近では入場者が増え、資金もできてきたので
あと20年ほどで完成の見込みになっているとのことである。
完成時にまた見に来たいものだ。
下りはエレベータは使えず、このようならせん階段を降りて行くことになる。
地下はちょっとした博物館のような感じになっており、ガウディの自画像が飾ってあったり、
完成予想図、設計図などがある。
完成時は今ある塔より、さらに高い塔が真ん中にできていることになる。
すごい迫力だろうな。
工房の一部も見ることができ、今日は日曜で工事は休みなので、作業者はいなかった。
お昼はバルセロネータという海辺の地区に行き、地球の歩き方にも載っている有名店
7Portes(セッテ・ポルタス)というパエリヤで有名なレストランに行く。
丁度タイミングがよかったか並ばずにすぐに入店できた。
出る時には行列ができていたから。
シーフードのパエリヤはなかなかおいしかった。
ヤシの木が立ち並ぶ海辺沿いを歩く。
太陽が気持ちよく、地中海から吹く風がいい雰囲気だ。
進んでいくと、コロンブスの塔が見えてくる。
この辺りから観光客が多いランブラス通りが始まる。
ちょっと横道を行くとレイアール広場がある。
ヤシの木がある広場ってのも南国風でいいね。
ここにはガウディのデザインしたガス灯がある。
広場を取り囲むようにレストランがある。
ヨーロッパのこういう広場の感じが結構好きだ。
何気ない道も趣きがある。ちなみに両サイドはマックとケンタなんだけどね。
大道芸人は至る所にいて、チップをあげると動き出し、一緒に写真を撮ってくれる。
そしてミロのモザイク。
カラフルなディスプレイに惹かれて、ちょっと立ち寄ったり。
バルセロナといえばガウディの建造物が有名だが、ドメネクの関わったものにも世界遺産はある。
その中でもこのカタルーニャ音楽堂は見たかった。
外はもちろん、中が見たいんだけど。
入場時間は15:30までで、もう過ぎてる。
しかも1時間ごとのガイドツアーで入らなければならないので、明日のチケットを買おうかと思ったけど、
チケット売り場も閉まっている。
明日、早朝に来てゲットせねば。
日本にも出店しているチョコレートのカカオ・サンパカ。
行ってみたけど、案の定、日曜で休み、明日は祝日で休み。
併設されているカフェに行ってみたかったんだけどね。
嫁とともに残念がった。
日本で行くか。
ガウディの世界遺産の一つ、カサ・ミラに入った。
昼間は入場の列がかなり長く見えたが、夕方の今は30分待ちくらいで入場できた。
山がテーマというこの建物。
特徴は直線部分がなく、曲線で構成されているということ。
どうやったら、こんな発想ができるんだろうね。
入れるのは1階のショップ、中庭と最上階の展示室と屋上。
入ってすぐに屋上までの階段を登る。
結構きついね。
ここはアパートで今も実際に人が住んでいる。
住んでいるフロアには入ることができない。
屋上に出てみると、さらに何なんだこれは?の世界。
奇妙なデザインの煙突や換気塔。
遠くにサグラダ・ファミリアが見渡せる。
果たして住み心地はいかがなものか。
でも世界遺産に住めるってスゴイ。
カサ・ミラの閉館時間20時までねばって、出てきて、やっと辺りは暗くなり始める。
夕暮れのカタルーニャ広場。
今日の夕食はまたも嫁がチェックしていたTXAPELAというピンチョスバル。
ここはメニューに番号が振ってあって、番号を指差しして注文ができるので、言葉が分からなくてもOK。
行列ができるほど並んでたけど、大人数で来てる人が多く、2人だったのですぐに席に案内してもらえた。
飲み物のメニューがないので、何があるか分からないが、ほとんどの店でコカコーラならあるだろうと、
ひたすらコカコーラばかり頼んでた。
嫁はビールを飲んでたけどね。
1品来てない品があって、催促したら、2つ持ってこられた。
追加注文と思われたのか、サービスで持って来てくれたのか、
支払いの時に伝票を見なかったので、今となっては真相は不明。
そうそうスペインのレストランとかの支払いはたいてい席でする。
指でペンを持って文字を書くようなジェスチャーをすると、会計だと通じる。
そして伝票とお金を置くトレーがテーブルに置かれ、代金を支払う。
チップは釣銭程度、1か2ユーロ位にしといたけど。
サグラダ・ファミリアのライトアップを見たくて、また来ちゃいました。
夜もまたいいねえ。
浮かび上がっているかのよう。
最後の写真は逆さに撮ったのではなくて、池に映っているもの。