2日目 南原 春香祭


南原 春香祭

 

宿でミュージックビデオを流すテレビを見ながら、朝食のパンを食べる。いつものパターンだ。
8:00に出て、市内バスで市外バスターミナルへ。
たった4駅なのに、ハードだった。

ここから南原(ナモン)行きの市外バスに乗る。
15分間隔である。W6900。南原へは1時間くらいで着く。

     

久しぶりだ。9年前と6年前に引き続き3回目。
リュックを預けられそうな所を探したが、見つからないので、 背負ったまま行くとする。
まずは廣寒楼(クァンハンル)。
春香祭(チュニャンジェ)の最中であるが、平日なので人は少ない。
のんびりと写真を撮っていたら、何やら騒がしい音楽がする。

   

音のする方へ行くと、人だかり。どうやら演劇をしているようだ。
春香伝だな。韓国版シンデレラと言えばいいか。踊りもある。
敷地内を移動しながら、演じている。移動のたびに観客も一緒についていく。
私もついていく。春香役の人はミス南原か、違うか。でもきれいな人だな。

江南スタイルが流れて踊ったりと今風にアレンジしている。
でも見ているのは年齢層高めの人が多いけど。
音響装置も移動式なのでマイクを通してセリフが聞こえてくる。1時間程かけて終演。
なかなか楽しめた。終わってから主役の二人を写真にパチリ。

   

 

12時なので外に出て、名物なのかチュオタンを食べる。
最初は辛いだけのスープだと思ったが、食べていくうちになぜか病みつきに。うまいね。
具は野菜ばかりだけど、何か魚系のものが入っているのだろう。何かな。
帰国後調べたら、どじょうだった。

     

観光案内所に入り、パンソリがどこかで聞けるかと尋ねると、19時からの閉幕公演で見られるらしい。
今日は南原に泊まるつもりだったから、のんびりしていくか。
さわやかな日差しだ。何気に日焼けするだろうな。
14時からパレードがある。何のパレードかな。分からないけど、徐々に人が集まり始めている。
イチゴの生ジュースを飲みながら待ってみる。

   

鼓笛隊の演奏が聞こえ、白バイも来る。
ん?オープンカーに見えるはミス春香か、何人かいる、6人。
いやいや、いいねえ。廣寒楼前で止まり、降りてくる。そして撮影タイム。
もうもみくちゃ。おじさんはミスと肩を組んで写真を撮るし、図々しい。
5分程で撮影タイムは終わり。行ってしまった。

     

さあ宿を探してみるか。9年前に泊まったと思う観光団地内の旅館に行ってみるが、誰もいない。
受付でしばらく待ってみたが、戻ってこないのであきらめ、別のホテルへ行く。ホテルかあ。高いかな。
W60000ということなので、まあいいかとチェックイン。部屋は広く、いい感じだ。
PCもある。これでW60000なら安いな。ちょっと一息ついてから、出かける。

   

屋台で韓国風焼き鳥を食べ、適当な店に入り、ジャージャー麺を夕食に。
あとは河原の特設ステージで始まるであろう閉幕公演を見るため、早々に席につく。
司会が場を盛り上げ、観客がのってくる。

   

最初はパンソリ。腹の底から出す声は迫力がある。しかし1曲で終わってしまった。
次は海兵隊っぽい人たちの吹奏楽と思いきや、オペラ、バンド等々、
よくぞここまで出来るものだという演奏のオンパレード。
19:40で終わると書いてあったのに21時近くまで続いた。
市長と思われる人も出てきて閉幕。すっかり寒くなっていたことに今更ながら気付く。
日が暮れて寒くなった。昼間は日焼けするほどだったのに。

     

ホットクを買って、体を温める。そして宿へと足早に。
春香祭を見るのは3度目になるけど、やはり1日を通して見てみるものなんだな。満喫できた。
みんな踊りだすし、自然にリズムに乗る。韓国人はノリがいい。
そんな雰囲気の中にいられたことがうれしい。またいつか来たいな。
古くからある韓国のラブストーリーの舞台になっている南原。
それをお祭りにして、今に引き継いでいる。いいじゃないの。

 

   



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