3日目 求礼 四聖庵
すがすがしい朝だ。部屋の窓からは緑が多く見え、鳥のさえずりが聞こえる。
猫が気持ちよさそうに日を浴びている。
宿を7:40に出る。祭りの後、昨日の騒がしさが嘘のよう。
南原は春香祭のときしか来たことがないけど、また来るとしたら春香祭のときがいいかな。
市外バスターミナルまで歩く。求礼(クレ)行きは本数が少なく、8:35発に合わせていく。
バスで1時間、求礼バスターミナル着。建物がきれいになっている。
以前来たときがどうだったか印象がないので、きっと古かったのだろう。
ここから四聖庵(サソンアン)に行くのだけど、途中まで行く市内バスが分からない。
竹麻里(ジュクマリ)行き乗り場がない。まあバスで20分位ということだから、タクシーでいいやとタクシーに乗る。
どうやら四聖庵までは行けず、マウルバス乗り場まで行ってくれるようだ。
ちょっとした駐車場で降ろされる。ここから四聖庵へは専用のバスに乗り換えて行く。
しばし待ち、マイクロバスに乗り込む。W3400。すごい道を行くというか登る。
すれ違い不可。よく登れるなという位の急坂を10分くらい。四聖庵の入り口に着く。
ドラマ チュノ(推奴)は見ていないが、撮影地となった所でガイドブックで見て、行ってみたくなった。
岩壁にへばりつくように建てられている四聖庵。よくぞ作ったものだ。
なぜここに。韓国の寺は山中にあることが多い。
この鰲山(オサン)という山が何か意味があるものかもしれない。
岩にへばりつく建物内に入ることができる。お経を唱えるお坊さん。
その先に岩に彫られた仏様がある。これが御本尊か。
場所が場所だけに見晴らしがいい。下の方に蟾津江(ソムジンガン)が流れ、街も見下ろせる。
少し登ると鰲山の頂上に行ける。はあ気持ちいいね。
しばしくつろぎバスで降りる。バスは1時間おきとのことだが、客が集まれば都度出ているようだ。
行った先に食堂とかはないかもと予想し、コンビニでキンパブを買っていた。
丁度お昼なので、戻った駐車場のベンチでランチにする。駐車場には売店もあったけどね。
さて結局ここまでの市内バスはないようだ。あっても1日5本とかだったから、タクシーの方がいい。
券売所のお姉さんにタクシーに乗りたいことを告げると呼んでくれ、しばし待ちやってきた。
そしてバスターミナルへ戻る。
順天の庭園博覧会も気になるところだが、本日中に向日庵(ヒャンイラン)まで行くとなると、駆け足になってしまう。
あまりあせって見たくもないので、順天は見送り、麗水(ヨス)でまったりするか。
麗水行きバスは5分後。急いで乗り込み、1時間半で麗水に到着。
車中ほとんど寝ていた。寝不足だったのか。
お昼にW1000のキンパブのみだったので、
見つけたマックにてプルコギバーガーで腹を満たす。
バスに乗り、EXPO方面へ行く。昨年2012年に麗水EXPOが開催されていた。
その建物の多くは残っている。立ち入り禁止が多く、使い道が決まっていない様子。
立派なホテルもあるけど、果たして必要なのか、需要は少ないような。
梧桐島(オドンド)へ渡る。江ノ島的なところ。
前回にも来ているので、渡るだけにし、島一周はしなかった。
海風が吹くと少し肌寒い。そのまま歩き続け、麗水市街地へ。
鎮南館(チナングヮン)辺りが繁華街か。結構栄えているんだね。
この辺りは前回来なかったな。
特に目ぼしい所もなかったので、向日庵に向かうことにする。
市内バスで1時間ほど。途中まで混んでいたバスも終点まで来たのは2人だけ。
ああ、なんとなく覚えている。
前回泊まってハルモニと一緒に飲んだ民泊はと・・・あった。
看板が変わったくらいだ。近くには展望広場みたいのができている。
部屋から海が見えたはず。だけどこれでは見えなくなったかな。
呼び込みもなく、あえて民泊にするつもりもなかったので、ハルモニが元気かは気になるけど、別のホテルに泊まるとする。
おばさんに呼び込みされ、W30000。部屋からは海が見え、すごくきれいだ。
これでW30000でいいなんて、田舎はいい。
荷物を降ろし、食事に出かける。海産物を扱う食堂が数店のみ。
選ぶほどはなく、適当に入る。
一人用のメニューはなさそうで、主人に聞いて、刺身ご飯(フェデパプと言ったような)を頼む。
刺身(何の魚か不明、白身)、野菜をコチュジャンとともにご飯に混ぜる。
鼻がつまり気味で、大葉、なぜか刻みりんごも入ってるので、これらの味しか分からない。
カキも入ってたな。刺身の味はよく分からないまま完食。W12000。
昔はなかったコンビニでおかしを買い、部屋で食べながらテレビを見てくつろぐ。
映画サニーでクールな役を演じていたミン・ヒョリンだ。
そしてここでは携帯の電波は立っているけど、ネット接続ができない。
まあいいか。1日くらいネットなし生活も。