4日目 聞慶セジェ
今日はやっと朝から晴天だ。
天気予報では気温25℃とのこと。半袖でいい。
宿を7時半に出て、聞慶セジェ散策に出かける。
どういう経緯でこの門があるのかは不明、というか気にならない。
山をバックに第一関門が見えてきた。
朝早く、人はほとんど見かけない。第一関門を独り占め。空気がさわやか。
さらに進んでいくと、KBSのオープンセットがあった。
時代劇の撮影に使われているので、あまり得意でない私は
ほとんど知らないドラマばかりだ。
済衆院とかは聞いたことがあるかなってところ。
まだ営業時間前のようで、入場券売り場は閉まっている。
でも入口は開いているので入れるようだ。
伝統的な韓屋やかやぶき屋根の家。そしてこんなところに光化門。
立派だけどよくよく見てみるとセットだけに安っぽさを感じてしまう。
一通り見て廻り、第二関門を目指し歩いていく。
渓流沿いの道をトレッキング。
歩きやすい道だ。傾斜もほどよい。
少しずつハイカーも増えてくる。
所々に川に降りられ、滝のような見どころもあるのだが、みな寄ることもせずに歩いていってしまう。
第二関門を目標に脇目も振らずってところなのだろうか。
私はちょっとした岩場の景色の良いところで一休みしたけど、誰も来なかった。
なんだろう、綿毛が降ってきている。何かの木から飛んできてる。札幌であったのと同じかな。
雪のようで幻想的だ。この聞慶渓谷、雰囲気は山梨の昇仙峡に似ている。
第二関門まで1時間ちょいかかった。約3kmある。
これを戻ることになる。
これらの門は城壁というか、ソウルへの関所という意味合いのもののようだ。
案内板を見て、なんとなく。
第三関門はさらに3.5km、80分とある。
1日かけたハイキングならもちろん行くが、今日はソウルに戻るので、
ここまでにしておいた。
帰りは下り坂でもあり、1時間弱で入口まで戻った。
11時過ぎなので、食堂街でちゃんと食事をとることにした。
適当に入り、カルビタンを頼む。
国内旅行、海外旅行、そして韓国旅行。自分の中ではこれら3つのカテゴリーがあるようだ。
韓国じゃない海外にも行きたいけどね。韓国旅行を見送ってまでという思考になりづらいかなあー。
困ったことに。
カルビタンは肉があまり入っていないという印象を今まで持っていたが、ここの食堂のはこれでもかってほど入っていた。
満腹。
聞慶バスターミナルに行くバス11:55発に乗車し、東ソウル行きに乗り換える。
1時間待ちだ。
13時発。乗客は5人程度。途中で乗りこんでくるのかと思っていたら、何と建国大学の前で停まった。
忠州手前にあり、多くの学生たちが乗りこんできた。ここからソウルまで直行。彼らは高速バスで通っているのか。大変だな。
ソウルまで2時間くらい。うたた寝しているうちに着いた。
3日かけて南下したのに、帰りはたったの2時間で戻ってきてしまう。
あっけないねえ。
ソウルは東ソウルバスターミナル。
韓国に来始めの頃はここのテクノマートにCDを探しに来たものだけど、
最近はアマゾンや配信で済んでしまうので、
現地でCDを買うことも少なくなり、わざわざここまで来ることはない。
本日の宿はコネストで手配済みのアミーガインソウル。2回目の利用。
鍾路5街(チョンノオーガ)にある。16時にチェックイン。
あとはソウルをブラブラ。必須なのはWHO.A.Uに行くことくらい。あとは適当に。
18時まで宿で一休みし、まずは明洞(ミョンドン)へ向う。
恒例のWHO.A.U、ジョルダーノ巡り。
明日もまた来るつもりでざっと見たが、デニムシャツとポロシャツをそれぞれの店でお買い上げ。
嫁へのみやげは携帯でいくつか目ぼしいのをこっそり撮影して、メール送信して選んでもらうことに。
WHO.A.Uのが気に入ったようなので、それにしよう。
セウォル号沈没から間もないので、明洞はどんな雰囲気なのか気になっていたが、いつも通りのにぎわいであった。
見た目にはね。心情までは読みとれないから。
夕食には有名店で行ったことのなかった明洞餃子でカルグクスを食べる。
段取りよくすぐに席につかされ、あっという間に出てくる。
何だろう、香ばしい、直火焼きのような風味の肉そぼろがアクセントとなり、病みつきになるおいしさだった。
次は恵化(ヘファ)から行ける駱山(ナクサン)公園に夜景を見に行く。
こちらはドラマのロケ地で、いろいろなドラマで登場するので、
行ってみたかった。
坂と階段が半端なかったけど、登った甲斐がある夜景だった。
遠くNソウルタワーが見える。
城壁がライトアップされている。
やっとソウルの雰囲気に体が慣れてきたようだ。
田舎からソウルに戻ると、まず人の多さに人酔いしてしまう。あとは空気の悪さ。
あまりよくはないけど、悪環境に体が慣れていく。
本当、日本人の多くはソウルしか来ないけど、地方の良さをもっと知ってもらえたらとも思う。
ネット上では自分よりつわものがたくさんいるけどね。