4日目 烏頭山、プロバンス村、ヘイリ芸術村


烏頭山

 

後半戦突入。ゆっくりと9時に宿を出発。
すぐ近くのバス停から900番バスに乗り、向かったのは烏頭山統一展望台。
事前申請なしで、自由に立ち入れる北朝鮮を望める展望台である。

   

臨津江(イムジンガン)を挟んで約2キロとすごく近くに見える。
人は実際に住んではいないようだが、住宅や学校、金日成史蹟館など見られる。
望遠鏡は無料で、人が歩いているのも見えた。
農家の人のようだ。カメラをレンズ部に当てがって、望遠撮影。
写真撮影の制限はないので、自由に撮れる。
農家の人を2〜3人見かけただけで、あとはいない。
これだけの建造物があるのに、人を見かけないとは逆に不自然さを感じる。

   



   

対岸からは人や車がひっきりなしに通るのを見られている訳で。
こんなに近い距離、同じ民族、なんとかなるものでしょうか。

   

偶然にも今日は光復節の日である。
カフェで北朝鮮を眺めつつ、アイスカフェオレを。

   

無料のシャトルバスで駐車場まで戻る。
もうお昼か。近くに食堂街があったような。
ここにしよう。
今回の旅で初めてまともな韓国料理としてソルロンタンを食べる。
やさしい味だ。でも熱い。
食べながら汗が噴き出る。でもおいしい。



プロバンス村

 

腹を満たし、プロバンス村へ。
やばい暑さだ。35℃は超えている感じだ。
スマホを見ると、この地域に紫外線警報が出ている。
あまり長く外を歩き続けないように。

   

プロバンス村にたどり着く。韓国なのに南フランス。妙だね。
さあさあ、パッピンスでも食べて涼もう。
そして頼んだのはハワイアンフラッペみたいなの。ここはどこだ(笑)
外に出て、一廻りしたけど、特に目ぼしい所はなく、雰囲気だけ味わってここを後にする。

ヘイリ芸術村

   

続けてヘイリ芸術村へ、徒歩1キロくらい。もうやばいね。
この暑さ。焼ける。燃える。
なんとかたどり着く。車が多い。人も多い。
なんなんだろうか、ここは。
カフェやショップや芸術村ってこんなとこ。
なんともつかみどころがない。
入ってすぐのソウルアクションスクールはあの「シークレットガーデン」のロケ地とか。
キル・ライムことハ・ジウォンがいたのね。うんうん、よかったね、あのドラマ。

   

しばらくうろちょろしたけど、もう無理、カフェに行こう。
としたところ、おっ!
あの水色のボディーカラーはまさにヴェロスターNだ。
ヴェロスターの上級バージョン、デトロイトモーターショーで公開されたのと同じ。
こんな所で見られるとは。
人のクルマを撮りまくり、そしてカフェへ。

   

もう出られない。次にどうしようか。
スマホとにらめっこし、江華島(カンファド)とかって思ったりした。
韓国三十三観音聖地で、まだ行っていない普門寺(ポムンサ)があるけど、移動時間が長すぎ。
直行ならいいけど、ただの路線バスを何本も乗り継いで行くのは、この暑さの中、体力がもつかって所。
で、やめとし、うーん、と迷っているうちに明日はソウルの道ソン寺(トソンサ)にしようかと。
多分、行ったことあるけど、よく覚えていない。
北漢山(ボッカンサン)登山時に下山で通過してたはずってくらいの印象で、明確に道ソン寺に行くと決めて、行ったことはなし。
三十三のカウントに含めていないし。じゃあそうしよう。
で今日はソウルに前乗りすることもないし、ここでしばらくのんびりして、
また金村泊でいいんじゃね、と無理しない方向で。

   

それにしてもすごい暑さだ。熱風だよ。
でも雲行きが怪しくなってきて、若干風が涼しくなってはきたか。もうバスに乗ろうか。
ヘイリ芸術村でいい時間を過ごせたかな。
これと言って何があるって訳ではないけど。カフェで涼むっていうのもよいもんだ。
日常生活ではそんなにない時間の過ごし方だ。



バスで金村駅へ戻る。
マイクロバスのマウルバスに乗り込む。
NAVER MAPにはお世話になりっぱなし。
何番のバスに乗ればいいか、何分後に来るかまで分かる。
しばらくすると夕立になった。かなりの大雨だ。
バスに乗ったとたんに降り出した。
タイミングよかった。雨に濡れずに済んだ。
まあ降ったのは一時だけだったが。

   

金村駅に着いた。
昨日は遅くて、バーガーキングしか探せなかったので、今日はちゃんとした夕食にしたい。
適当に歩き回る。ん、プルコギ定食、W8,000。いいじゃんと焼肉屋に入店。
出てきたプルコギ定食、量も味も丁度よい。
今回で一番いい食事だ。
サイダーも行っちゃおう。炭酸が喉に気持ちいい。
体が欲しているのが分かる。

さあてと、ホテルへ。
昨日のところは高かったので、見た目少し落ちるホテルにした。W50,000。
フロントのお兄さんに日本語で応えられ少し驚く。
ソウルに近いからね。日本人も多く来るところかもしれない。



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