3日目 太白、江陵


太白

 

日本には台風が近づいて、ぐずついた天気のようだが、こちらは今日も晴れ。
宿を9:00に出て、少し歩いただけで顔から滴り落ちる汗。やばいね。
太白で行くと決めていたのは石炭博物館だけ。
いつもは博物館的な場所には興味がなく、あえて行かないことが多いが、
今回は場所が太白山のふもとなので、景色もいいのではと行ってみることに。

   

   

バスはあるけど、バス停で時刻表を見ると30分後。
タクシーに乗れば、15分で着く距離。
じゃタクシーで。流しのタクシーがつかまり、すぐに石炭博物館の手前に着いた。

中に入ってみると、うーん、寂れてる。
いろんな鉱石の展示、宝石になるようなのとか。
石炭採掘の歴史は少し興味が持てた。
地下には炭鉱の再現、人形がいてって例のやつ。うーむ。
本当の採掘場所跡とかの方が見てみたかった。
見られるか知らんけど。
まあこういう空振りも旅ならではということで深く考えずにと。

   

   

   

外に出るとピーカン。
緑がきれいで、登山したいところだが、炎天下すぎるな。
厳しいでしょ、この暑さの中。

次はどうしようか、どこに行こうか、でも暑いし。
バテて楽しめないのは意味がない。
と無理しないプランで。
太白のバスターミナルに戻り、列車で東海、正東津(チョンドンジン)、それとも江陵(カンヌン)まで行っちゃう?
明日は襄陽(ヤンヤン)まで行くから、余裕を持って江陵まで行ってしまおう。
ってことでムグンファ号13:31発の江陵行き切符を駅で購入。

あと2時間、昼飯食べて、カフェでマッタリとしましょう。
こんな暑い中、歩き回らない、うん。
真夏の韓国は考えものだな。春か秋がいいよ。
行動範囲が広げられる。
次回かな、えっ、今秋、それはないか。

 

キンパナラでキンパ。
暑くて食欲なくても食べられるってことで。そして向かいのCAFE TIAMOでキウイヨーグルトスムージーで一休みと。
この後は江陵までの2時間の列車旅。くつろげそうだ。

   

注文津

定刻13:31に列車は出発。
電気機関車2両に引っ張られた客車4両。まあまあ空いている。
3割位しか客がいない。
韓国は車社会だし、高速バス網が発達しているので、バスより時間のかかる列車をあえて選んで乗る人は、
ゆったり旅を楽しみたい人か、余程の物好きかって感じかも。

   

太白を過ぎるとすぐにループ状に線路は一周する。急勾配な山あいだから。
少し前に書いたすごい光景は次の東栢山(トンベクサン)駅だったのかなあ。
それとも太白よりソウル寄りの方だったのかな。
それらしき光景はなかった。
そして列車はほぼ真っ直ぐに海岸へ向かう。
落ち着いたのか眠くなり、うとうとと。

 

そうこうしているうちに正東津だ。
海に世界一近い駅とやらだ。
2003年にここで宿を取って、早朝歩いたよな。素晴らしかった。
また今度来たいところだ。

   

江陵に到着。KTXが開通してオリンピックもあり、すっかりきれいな駅に生まれ変わっていた。
早めに江陵に着いたからなあ、行ってみようか、あそこに。

 

タクシーでバスターミナルに向かい、市外バスに乗り換え、注文津(チュムンジン)へ。
スムーズに来れた。ここから海岸に向かって歩くと、見えてきた。

 

韓国ドラマ「トッケビ」の撮影地である防波堤だ。
やっぱり写真を撮る順番待ちの列ができている。
自分も並ぶ。撮ってもらう。
彼女らも外国から来たという。どことは聞かなかったが。
でもどうもイマイチな写り具合だ。
また並んで、今度は自撮り棒で。こんな感じか。
韓国では放送から大分経つと思うけど、いまだに人気なようだ。
台風のせいか、やや波が高い、注文津の海。

   

安木海辺コーヒー通り

   

さて、今日はここに泊まってもいいけど、やっぱり気になるあそこに行ってみるか。
ここからバス一本で行けるようだし。
江陵方面へ逆戻りし、また海岸沿いへ。

   

安木(アンモク)海辺コーヒー通り。名前からして気になっていた。
海岸沿いにカフェだらけだ。開店休業的なさびれ感じゃないよねと疑いの目で行ってみるとビックリ。
大賑わいである。本当カフェだらけ。よくある海鮮食堂は少なく、マジハンパねえ位カフェだ。
ホテルも点々とあり、早々に宿を決めた。
オーシャンビューはW20,000高いW80,000。ちょっと奮発。明日から修行だしね。

   

部屋に荷物を置いて、外へ。
海岸沿い、波音が聞こえる通りを歩いていく。
まずは腹ごしらえ。意外に食堂は少ない。
ハンバーガー屋か。いいね。
もはや韓国に来ていることを無視したチョイスだ。
アメリカンな感じ。コカコーラで流し込む。

   

あとはカフェで夜風に当たりながらのマッタリタイム。
夜は涼しい。Caffe Beneで、タピオカカフェラテを頼んだつもりが、ミルクティーだった。
うまいから許す。波音をBGMに。
ときおり聞こえる花火の音。
韓国の夏、満喫中。

 

宿に戻るとフロントのお兄さんが、食事できましたか、旅行ですか、明日はどこに行きますかと、
いろいろ質問してきて、何か不便なことがあったら、助けるので言ってくださいねと、やたらと親切だった。
みんな優しいって、韓国の方は。

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