3日目 12月28日(土) 〜海印寺〜
朝7時半にホテルを出た。まだ夜明け前。朝日が寺に降り注ぐ感じを写真に撮りたかったので。
雪が積もる山道は、だんだんと寒くなり、−10℃の世界。標高は結構高いんだよね。
1kmほどで海印寺の入り口。
海印とは華厳経の海印三昧という言葉から来ていて、「変わらぬ心を守る一心」という意味である。
この寺が世界遺産に登録されているのは八万大蔵経があるためである。
大蔵経とは仏教の経典で、これを板に刻んだものが8万枚あまり
保管されている。この保管庫の屋根にだけは、なぜだか鳥はフンをしないそうである
(慶州のみやげ屋の日本語堪能なおばさんに聞いた)。
せっかく世界遺産などを見るのだからと、前準備として仏教を少し勉強して行った。
華厳経は善財童子が教えを請う旅をすることが
メインのストーリーとのことで、海印寺の建物にそのことをあらわす絵があった。
少しでも予備知識があって、見てみると今まで何気なく見落としてたものが、おもしろく見えてくる。
途中で一休み
これはかなりグロテスク
なぜ切り落とした手を差し出すか??
夜明けが徐々にやってくる
光が庭に差しはじめる
どこからか風が吹いてきた
風に吹かれて 鐘が鳴る カランカラン
遠くから声が響いてくる
鐘は鳴り続ける カランカラン
変わらぬ心を守るという場所で僕は何を思う
変わらぬ心を守るという場所で君は何を思う
その手 再びつかむこと
信じていくんだ
朝早く、売店もほとんどがまだ閉まっている。でも腹は減ってくる。
見〜つけた。やきいも屋さん。韓国も同じ味。
甘くておいしい。これが今日の朝ごはん!
僧侶のお経を読み上げる声に感動し、お経のCDなんぞを買ってしまった。
癒しにはぴったりなんじゃないかな。
バスターミナル付近で郵便局を発見。言葉が通じないときの意志伝達がこんなにおもしろい、いや大変だとは。
韓国式の年賀状をエアメールで日本に送ろうと思った。韓国では年賀状のカードを封筒に入れて送るらしい。
それを買いたかったんだけど、単なる封筒と便箋を出されたりして、最後は近所の英語のわかるお兄ちゃんを
呼んでもらって、やっと買うことができた。
おもしろかったけど、自分の韓国語力がいかにチョナンカンに負けてるかを痛感した。
その後、バスに乗り大邱に戻って、そこから韓国の古都、慶州(キョンジュ)に向けてチュルバルムニダ(出発だ)。